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季節のよろこびを知らせてくれる街角の花屋のように、新しい出会いと少し遠くの世界への想像力をもたらしてくれる。
そんな物語をお届けします。

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秘境を訪ねる旅 - 椎葉村 -

秘境を訪ねる旅 - 椎葉村 -

衣食住音緑、感情の筋肉を緩み日々の暮らしを綴り、お役に立ち出来たらと、、、   宮崎県東臼杵郡椎葉村、この村は96%手付かずの森で4%のわずかな土地で自然と共に循環しながら、生活をしてる人々が住んでいる村 電気は通っているが、水は山水 絶滅危惧種の植物は彼方此方   旅からの風景   仙人の棚田(椎葉のマチュピチュ)   照葉樹林からなる水量豊富な耳川   道中、白川水源   幹周り10m超え1対の杉の大木は樹齢400年超、幹から幾つも枝分かれ異様な姿    そして旅も終え、気になるあの子達の存在     _______________________________________ 旅を思い出を綴りながら for Apple music https://music.apple.com/jp/playlist/すすって-呑んで-見上げたら空/pl.u-XkD0LMEty9pmZ   for spotify https://open.spotify.com/playlist/09669hmG3CvATG5bIf8B15?si=ALLMuzZFS3WKjc13HXhJ3g&pi=a-PSUQXX71QYi8   時間:温度:湿度:七十二候 14:15 : 34℃ :...
トランク、あなたは一体?

トランク、あなたは一体?

なんとなく耳にすることはあれど、よく知らない or イメージがぼんやりしている物が世の中には存在します。 私の作っている「トランク」も間違いなくその部類なのではないかと。では本来トランクとは何かというと、”荷物を入れる蓋付きの木箱”です。(通常木は内側に使われている為、所謂木箱という見た目ではありませんが)   現代においては本来の意味よりも、別のことを指す意味で使われますね。旅行用のスーツケースや、車の荷物置きのスペースをトランクと呼びます。実はそれらがそう呼ばれている由来も、木箱のトランクのルーツが関わっているんです。 トランクの始まりは19世紀初頭のヨーロッパであるとされています。現代のように革が張られているものは上流階級向けに作られることが多かったとか。    (手作業でのトランク製作風景。今でも伝統として残る技術です。) 最初の頃は画像のように蓋が湾曲しているものが一般的で、これは当時の使用方法が起因しています。   (強度と美麗さを求めて、大量のビスが打たれているトランク) その頃の陸路の主な移動手段は馬車でした。そこでは通常、荷物は後部に置かれ雨ざらしになりました。画像のように蓋が湾曲しているのは、雨が溜まるのを防ぐために考えられた形状だったのです。既にお気付きの方もいるかもしれませんが、“トランクを置く場所”だった名残から、現代では車の荷物置きのことをトランクと呼んでいます。   蒸気船や機関車が増えてくると、今度は旅行を楽しむ上流階級層が増加しここでもトランクが活躍します。(他に選択肢はなかったのかもしれませんが)この時代にはトランク職人の他に、荷造り職人という職業も存在していました。その代表的な人物が、皆様ご存知のルイ・ヴィトンその人でした。彼の話に及ぶとそれはそれは長くなってしまうので、またの機会にお話したいと思います。     (一度の旅行で、数十~数百個のトランクを持ち出す人もいたそう) このようにトランクは、様々な旅に役立つ鞄として人々に重用されてきました。現代のスーツケースもまた同じ役割を持つ存在として、トランクと呼ぶようになったそうです。 現代において、すぐにピンと来ない「トランク」という響き。少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。私もルイ・ヴィトンに属するまで興味は薄かったのですが、実物に見て触れてその魅力・特徴に心奪われました。 皆様も街中で見かけることがあれば是非実際に触れてみてください。古のロマン漂う、なんとも言えない雰囲気が感じられますよ。
Piacere mio

Piacere mio

  My pleasure-とてもエレガントな響き。大人になると、感謝を伝える言葉の引き出しが多くなり、その時々で変換しながら想いを伝える。そしてそれは、時にはコトであったりギフトであったり。 約4年間のイタリア暮らしで、イタリア人の生き方を覗く中、日々とくに感じたコトが、自分の想いや相手を想う気持ちを、余すことなく言葉で伝えているということ。 日々に散りばめられている、小さなコトやふとした何気ない瞬間を切りとり、ストーリーにして大切なひとに想いを伝える。たとえば、それは朝のカフェの香りだったり、散歩で目に留まったお花だったり、美味しいワインやチーズ、サンセットの美しさだったり。。。そんな日常のシーンを誰かに共有しながら、切りとった何気ない瞬間をハッピーにアップデートしているイタリア人のライフスタイル。そんな毎日こそがレガーロ(贈り物)。 My pleasure、イタリア語では「Piacere mio」。そしてPiacereは、たくさんの意があります。はじめまして。好き。嬉しい。などなど。。イタリア暮らしの日々で感じた小さなPiacereにまつわる想い、コトなどを綴らせていただけたらと思っております。 そして、このコラムを通して、暮らしにある小さなレガーロをみなさんで紡いでいけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。
7頭の犬達と!

7頭の犬達と!

うちの子、ディーゴ & リンリン   犬たちと共に豊かな暮らしを送るために山を購入し、家族と移住を決意したのは2年半前のこと。 現在、私は7頭の大型犬と一緒に生活しています。   やんちゃで個性豊かな彼らとの暮らしはワイルドな面もありますが、その優れた身体能力、学習能力、愛情の深さに驚かされる日々を送っています。   アリス   ブラウ   そもそも犬が大好き!!というわけでもなかった私が、猟犬の美しさに魅了され、山を買って移住。そして今は犬の施設を建てようと奮闘中。 そんな全く想像もしていなかった巡り合いのストーリーと、保護犬たちとのワイルドライフを是非覗いてみてください。   セン吉   リーオ   ブラック   都会では見ることのできない生き生きとした保護犬たちの姿を見て、犬との生活に興味を持っていただける方が増えることを願っています。
Hello! “My Pleasure”

Hello! “My Pleasure”

    はじめまして。 maruと申します。   何を書こうかな・・・と悩みましたが、まずは簡単な自己紹介から・・・ 色んな仕事をしていますが、本業はBluene(ブルーネ)というレディスブランドのデザイナーをしています。 その他は、古着の仕事をしたり、リメイクとかしたり。 ずっとアパレルの業界におります、人見知りなのに販売・PRをやったり、上手に英語も話せないのにバイイングの仕事で海外に行ったり、洋服の仕様書は今だに手描き派の人間です。 現在はフリーランスで一馬力なのでなかなか出来ることが少ないのですが、ほんの少し保護動物へのドネーション活動もしております。   愛猫ケイトはストリート出身なので何猫なのかは分かりません。 長毛と短毛の間、ボサボサっとした毛並みが可愛い女の子です。       これがわたし。 学生時代のカフェブーム絶頂期に原宿のカフェでアルバイト、その後のアパレル業でも行ったり来たりしながら最終的な安住の地は原宿・神宮前。 ということでよく原宿にいます。 見掛けて声を掛けられても人見知りを発動しますのでご注意ください。   ファッション、美味しいもの、猫、原宿、そんな感じをつらつらと書いていければな、と思っております。 みなさま、やわらかい心で見ていただければ幸いです。 どうぞよろしくお願いします!   最後に編集長の河村さん サイトのローンチおめでとうございます! この度はこのような集まりにお声掛け頂き光栄です。 河村さんとの出会いについても私の人生に面白味を増した場面だったのでそれについてはまた今度・・・笑    
髪と私

髪と私

  はじめまして、東京の表参道で2席のみの美容室「LIfT(リフト)」を経営し、オーナースタイリストとして働いているバンビと申します。   BAMBI.(バンビ)という名前は、ロンドンで、ヘアスタイリストのピーターグレイ氏に師事していた際につけられたニックネームです。実際の自分の性格とは異なるイメージのニックネームに最初は戸惑いましたが、呼ばれ始めて19年経った今では、そのギャップを自分で楽しめるようになりました。   床屋の長男として生まれ、高校生の時に理容師・大学生の時に美容師の免許を取得し、渡英。イギリス人スタイリスト、ピーターグレイの元でアシスタントとして経験を積んだのち帰国。都内の有名大型サロンで11年間働いた後、独立して「LIfT」をオープンしました。 ちなみに実家が床屋だったり高校生の時からカットしていたこともあり、筋金入りにカットオタクだと自負しています。   話は戻りますが、 美容師として日々忙しく働く中で、 “本当にお客様をきれいにしているのだろうか“ ”お客様を美しくするとはどういうことなのか“ ということを深く考えていく様になりました。   そして辿り着いたのが 「お客様の素材(髪質)を最大限生かすこと」 という事でした。   それには一体どんなことが必要で、どんな提案をしていくのが良いのか。 これまでの出会いや経験で分かった事や感じたこと、それに向けて今取り組んでいることなどを発信できればと思っています。   拙い文、そして長話になるかもしれませんが、頑張って綴っていきますので、どうぞお付き合いいただけると嬉しいです。     「大好きなイラストレーターの韓国系ウズベキスタン人のキム・ターニャに描いてもらったサロンのポストカード。」
『朝カフェ』

『朝カフェ』

5月某日 平日、子供を幼稚園へ送り届けたあと週に1~2回晴れでも雨でも寒くても近所のカフェのテラスへ。 その日の気分でよく通っている居心地の良いカフェ数件から一つを選んで。 滞在時間30~40分。 息抜きができて、道行く人を見ながらイラストのインスピレーションを得られる、 自分にとって必要な場所と時間です。 この時間帯は人が少なくて静か、人と人との距離感があって心地良く。 来ている人たちも ・仕事前にさっとカフェとクロワッサンで朝食を済ませていく人 ・パソコンを前に黙々と仕事をする人 ・のんびりと新聞や本を読んでいる人 ・たまに子供を送ったあとでしょうか、数人で会合をしているパパ・ママさん達 など…ちなみに店内のカウンターはだいたい常連さんたちが集まってお喋りを楽しんでいます。 今日のカフェはいつも白シャツにネイビーのニットとチノパン、笑顔の素敵なムッシューがサービスしてくれる’’Chez Ginette’’にてcafé crème(4.8€)を。 ここは小さなマドレーヌが一緒についてきてちょっと嬉しい。       メトロのすぐ近くにあるので、朝は駅へ向かう通勤の人達を見ることができて今朝も気になる人が結構いました。 あっ、この人と思ったら気になる特徴だけ急いでデッサン(ノートを忘れた日にはティッシュに…)。 写真を撮るときもあるのですが、カメラを準備している間にもう行ってしまっていたり、 やはりカメラを向けるのは気が引けてしまうこともあり。で、デッサンするのが一番早い。      これらを後で(記憶も頼りに)描き直し、フレームやフレームマットも一緒にこんな感じで仕上げます↓こちらは以前、パリ市内移動中に見かけて気になった人達。  <*グレーを着こなす女の子。パンツのラインが素敵でした>   <*駅のホームでメトロを待っていたお兄さん。体のデカさとアフロのボリューム感…迫力!!>”Chez Ginette” の向かいに小さな公園があり、その入口に【ご自由にお取りください】の本棚が出来ていました。近所の人達が要らなくなった本を置きに来たり、 持って行ったり、パリの公園では時々目にします。子供の絵本から、個人的には頭がクラクラしてしまいそうな難しそうな本まであり。 「こういうシステム良いよね」と本を手に取って吟味中のマダム、(断りを入れて)写真を撮らせてもらいました。        ・   Brasserie Restaurant Café ”Chez Ginette”       www.chezginetteparis18.fr  ・   カフェの向かい側の小さな公園 “Square Joel Le Tac”