It's "My Pleasure"
憧れの先輩がいる。
いろんなことを教えてくれる人。知る喜びを教えてくれる人。
休日の午後にお宅を訪ねると、
馴染みのない遠い国から届いた珍しいお茶や手作りのトラディショナルなケーキを、なんとも趣味のよろしい骨董の器でもてなしてくれる。
via: @houseoflotuskaren
話題はブルックリンにオープンしたばかりのギャラリーのこと、
パリの薬局で処方してもらったハーブティーの効能のこと、
サンセバスチャンで梯子したバルのこと、
マラケシュで大人買いしたスパイスが素晴らしかったこと、
コロンボのカフェにいた看板犬のことなど…
異国の風習やお作法、伝統的スタイルから最新トレンドの解釈まで、なぜ知っているの?というようなことばかり。
国境を越える多彩でLOVEなエピソードは、いつも心に滋養をもたらしてくれる。
帰り際、春の花々真っ盛りの楽園のようなお庭から、ヒヤシンスを一掴み摘んで、束ねてくれた。
その一連の所作が身悶えするほどかっこいい。(そこにシビれる!あこがれるゥ!ージョジョ)
“My pleasure”は、そんな先輩のご主人の口癖。
お二人のおもてなしに謝意を伝えると、「It’s my pleasure! またいらしてください」と英国紳士のように微笑んでくれた。
憧れの先輩のご主人は、これまたダンディーな御仁なのである。
「喜んでもらえることが最大の喜びなのよ」という、そのお言葉に甘えて
来月もまたおじゃましちゃおうかな。お手土産は何にしようかしらん。
わたしだって先輩に喜んでもらいたいから真剣に悩もう。あれこれ悩む時間も楽しいしね。
ソーシャライツで長身で見目麗しくてハイセンスで博識で、近寄り難いほどスーパーハイスペックなのにまったく飾らない…そんなカッコよすぎる先輩が教えてくれる愛と洗練のマイプレジャー精神。
それが先輩のノーブルな美しさの秘密に違いない。
ルックスのことは横に置いておくとして、とにかくこのスピリットはぜひとも真似したいものなのであります。