CHINDI HAORI

こんにちは。muni*(ムニ)の武田です。
2025年、今年もインドへ行ってきました。
年明けのインド行きを決め、
ようやくスタートをしようと思っています。
muni*(ムニ)を今年もどうぞよろしくお願いいたします。
・
muni*で新たなハオリが
一つ登場しました。
オーバーサイズ、異国と日本が混濁したデザイン、
そして均一ではない色彩の生地。

Chindi Haori(チンディ ハオリ)
col: One Of Kind(一点物)
size: Free
price: ¥59,400 (with tax)
チンディ、は現地の言葉でスクラップという意味だそう。
色々布地を使った製作を進めていくと、
どうしても余るハギレ。
これをヨコ糸に織り込んだ布地。
マハシュトラ州、ウッタル・プラデーシュ州で
慣行されているこの生地は、
伝統として、マットや敷物に再構築される。
通常廃棄になる織物に新たな命を吹き込み、雇用も生まれる。
今回の旅で、ニューデリーの展示会に参加してきたのですが、
そちらで伝統布の紹介と、
現代の布の取り組み
-インドでは、昔も今も布を無駄なく扱う取り組みがなされているというメッセージ-
を集めた展示がありました。
その中でも、チンディ織の実演も。
このように、日本の裂織とよく似ています。
現代にも息づいているので、
取り入れやすい素敵な柄も多く進化し続けているイメージ。
ゴミはインドでも大きな問題で、
現地で製作をする側として、
少しでも廃棄を減らすことができ、
アイデアで受け取ってもらえる人に
喜んでもらえたらと思い、かたちに。
伝統と現代のもったいない、の意識を織り交ぜた布です。
今回は淡い色合いを選んで軽い雰囲気に。
ハギレの布を織り込んでいるので、
一つとして同じ色がないのが特徴。
ボタンはココナツ。
強度があり、インドらしい太陽の模様。
ふんわり柔らかい色合いなので、
パイピングを走らせて、ピリッとさせました。
衿はショールカラー。
袖は筒袖なので、アジアを思わせるデザインです。
生地に厚みがあるので、衿を立ち上げることもできます。
後ろの裾にゴムが入って、
シルエットに少し丸みを持たせました。
なかなかに変わったこの生地、シルエット。
コーディネートを考えてみると、
まだ梅の咲く春、厚手の服で過ごしている。
ニット、トレーナー、起毛のシャツ、ベストなど…
それらのアイテムを内包して、魅力的に見せてくれます。
ボトムスもデニムやスラックス、スウェット。軽いスカートやワンピースを下敷きにトップスと重ねて…と思うと少し厚手のアウターも季節感があって楽しい。
腰くらいのショート丈なので、背丈も選ばず合わせやすい。
この生地は、生地を織り込んでいるので次第にやわらかくもなっていくはず。
ヴィンテージな服を目指して、育てていくのも良いかと思います。
今年初めの催事も間近、こちらもお届けします。
ぜひお気軽にお試しくださいませ。
それではまた。
_______________________________________________________
muni* POP UPのお知らせ
中目黒のSMLさんで、手仕事マルシェが開催されます。
その名も「ひばり坂婦人会 vol.4」です。
インドで製作した新作も今回、初お披露目です。
muni*の服のほか、食、雑貨なども。
桜の咲く頃、お散歩がてらぜひ遊びにいらしてくださいね。
_______________________________________________________
【ひばり坂婦人会 vol.4】
会期:3.20 (木) – 3.23 (日) | 12:00-18:00
場所:工藝 器と道具 SML (中目黒) | @sml_nakameguro
_______________________________________________________
- タグ: 手のひらと印度