山買っちゃいました。

山買っちゃいました。

保護犬を迎え、犬について勉強を始め、保護犬レスキュー・譲渡活動から3年後の2021年12月30日、長野県小県郡長和町...こけん群?しょうけん群?... 何て読むかも分からない、縁もゆかりもないところに山買っちゃいました。

 

仮住まいのボロボロのボロ屋。80万円を50万円に値切って購入!

 

保護犬達とのワイルドライフ

移住するまでの1年間は、なんとなく頭の中にあった計画をきちんと言葉にして書類にするところからスタート。

保護犬活動をしていくと、犬にまつわるさまざまな問題は人間の身勝手さが原因で起きている「人災」だということがよく分かりました。
そこで、「大切な命を放棄しない・させない社会を作る」 というミッションを掲げました。殺処分ゼロだけでなく、そもそも犬を放棄させない「放棄ゼロ」の社会を目指したいと。

大切な犬の命を放棄しない社会を作るために、まずは犬について正しい知識を学ぶことが重要だと考えています。しつけとは痛みや恐怖を与えていう事を聞かせるのではなく、まずは犬の本能的な欲求を満たし、安心できる相手になるよう関係を築くことが必要。良好な関係が築けていたら命がけで守ることを選択するはずです。

 

保護犬活動はビジネスにしたくなかった

趣味や自己満足で終わらせたくない保護犬活動。でも、ビジネスにする気はありませんでした。

保健所から引き取り手のない犬をレスキューし、新しい家族へとつなげるには、医療費、食費、交通費など、たくさんの経費がかかります。お世話も楽しいばかりではありません。でも、これをビジネスにしてしまうと、保護する犬がいないと成り立たない仕組みになってしまいます。

また、小さくて若くて健康で新しい家族が見つかりやすい犬を多くレスキューし、それを「保護活動」と称して収益事業にするのは、問題と向き合うことからズレていると感じました。
さらに、犬たちを悲劇のヒロインに仕立てて支援金を集める保護団体の在り方にも違和感を抱いていました。 

そんな思いから、 『JAZZY DOG』 を立ち上げました。

収益事業を行う 株式会社 JAZZY DOG と、収益を目的としない 特定非営利活動法人 JAZZY DOG LIFE を設立。

株式会社では、超大型犬でも安心して遊べるドッグランや、犬のニーズに応えられるドッグホテルを運営。また、生体販売を行わず、犬に関する知識やフード、グッズなどの製品を提供することで、少しでも利益を生み出し、その利益を保護活動に還元する仕組みを作りました。これにより、自立した形で長期的な問題解決に取り組むことを目指しています。

もちろん最初からたくさんの利益は出ませんので、共感と理解を拡げていくと共にご支援していただくことも必要だと考えています。

 

移住して1年3ヶ月がたち、2024年4月17日、待ちに待った保護犬シェルター・ドッグホテル・住居の工事着工!

この1年3か月はあっという間で長かった。

2023年1月4日に長野県小県郡長和町へ引っ越し、借り住まいは古民家とは言えない、ボロボロのボロ家。狭くて、寒くて、朝起きると犬の水皿の中が氷になっているほど!!!

日照時間も短く、夜は真っ暗になり、犬の世話と進まない引っ越しの片づけであっという間に一日が終わり、この先大丈夫かなと不安になる日もありましたが、

同年1月30日にはなんとか完全貸切ドッグランをオープン!

高さ2mの忍び返しフェンス付きで、犬も人も安心してのびのびと過ごせる場所が完成しました。

 

約2,000㎡の広大なフィールド。超大型犬でも安心して遊べる完全貸切のドッグラン オープン!

 

協力してくださる小山林産さんの強力なサポートがありこの夏は沢の水を利用した天然プールも作っていただきました。


小山林産さんの強力なサポートがあり東屋の設置も。


移住から1年3カ月、ついに工事がスタート!

 

 地鎮祭

 

地鎮祭。左から小山林産の小山教洋さん、建築家の花岡徳秋さん、地元の神主さん、私、主人

2024年11月24日、完成まであと少し!
 

去年は建設するのに必要なトラックも通れる道を作り、水道を引いて終わりました。立派な家がお隣にあるのに水道は通ってなかった...

造道工事も水道工事も山より高く(笑)予想外の出費よりも、1年も完成が遅れると分かった時は心が折れそうになりましたが、普通じゃない主人の超ポジティブ思考と応援してくれている周りの方々に支えられて、現在5頭の犬たちと暮らしています。
(コラム#1で登場したブラウは新しい家族が決まり、アリスは能登のお家に帰ることが出来ました。)

 

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